わたしの鉄フライパンには、小さな穴が開いている。
一生もののつもりで使い続けているフライパンに穴が開くとガッカリだ。とても小さな穴なので使用上の問題はないのだが、目につくたびに何とも言えない気持ちになってしまう。しかし、気づかずに放置してしまうと穴が貫通してしまうこともあるので、早めに気づけたことに感謝するべきなのかもしれない。
小さな穴の正体は、孔食と呼ばれる腐食。鉄フライパンは洗ってはいけない言われることもあるが、鉄フライパンこそ念入りに洗わなければいけない。洗剤の有無は考え方次第だが、洗い残しだけは絶対に避けるべき。こびり付きが残ると、鉄とこびり付きとの電位差により局所的な腐食が進行しやすくなる。
これこそが孔食の仕組み。
わたしの場合、原因は砂糖だった。砂糖は加熱により飴になる。飴になった砂糖はフライパンにこびり付き、洗い残しの原因になりやすい。また、砂糖は加熱によりさまざまな有機酸が生成されるのでpHが下がりやすい。このような小さなこびり付きに気づかずに放置してしまうと、あっという間に孔食は進行しいく。
鉄フライパンは長く使い続けていける道具。付き合いが長くなるからこそ、愛着を持って大切に使い続けていきたい。
中尾アルミ 鉄製 キングパン [直火] 22cm
- 希望小売価格:
- 3,850円(税込み)
シンプルな鉄フライパン。
理想はより厚手のフライパンだが、家庭用コンロだと余熱に時間がかかり過ぎてイライラすることになるかと思う。その点、中尾アルミの鉄フライパンは22cmまでが1.6mm、それ以上(38cmまで)が2.3mmとバランスが良い。
サビ止めの焼き切りと油慣らしの手間はかかるが、はじめての鉄フライパンとしては悪くないと思う。